同じ日本でも、やり方も風習も地域によって信じられないようなことが習慣になっています。
葬儀というのは、こうでなくてはならないという事はありません。
守るべき所は大切にし、変えて良い部分は柔軟に対応する。アートエンディングは常に、お客様の要望も大切にしています。
◆北海道では・・・
葬儀の受付で香典を出すと、目の前で封が解かれ、中身を確認します。そして「5千円でよろしいですか」と確認されたうえで、名前が記入された領収証が発行されます。
但し書きはもちろん「香典代として」。葬儀専用の領収証も売られているくらい、北海道では常識となっているならわしとなっています。
◆秋田では・・・
秋田県では、焼香の際に焼香盆に数十円程度の小銭を添える風習があります。お香典とは別に、小銭を供える風習は日本各地に点在して見られますが、故人があの世に旅立つお手伝いをするお金というニュアンスがあると考えられています。
◆岩手では・・・
六文銭(三途の川の渡り賃)が100万円。岩手県では紙に「100万円」と書いて棺に入れる風習があります。これには、故人があの世でお金に困らないようにとの思いが込められていて、中には「1千万円」とか「1億円」と書くこともあるようです。